※本記事はネタバレを含みます。ご注意ください。
【薬屋のひとりごと】に登場する子翠(シスイ)は、虫が好きなちょっと変わった女官です。
主人公の猫猫(マオマオ)にとって、小蘭(シャオラン)とともに仲が良い女官の一人ですね。
ですが、子翠の正体はただの女官ではありませんでした。
子翠の正体…それは楼蘭(ロウラン)妃です。
この記事では、
- なぜ、楼蘭妃は子翠になりすましていたのか?
- 子翠と翠苓の関係
- 子翠の正体がバレなかったのはなぜ?
- 子翠は生きてる?消えたその後どうなった?
などの疑問を相関図を用いて、分かりやすくまとめました。
それでは詳しく見ていきます。
薬屋のひとりごとの関連記事はこちら。
【ネタバレ相関図】子翠の正体は?翠苓や楼蘭妃との関係
子翠の正体は楼蘭妃
冒頭でも書いた通り、子翠(シスイ)の正体は楼蘭(ロウラン)妃です。
楼蘭妃は子昌(シショウ・楼蘭の父で高官)のゴリ押しで阿多(アードゥオ)妃のかわりに後宮に入った上級妃です。
- 子翠・・背が高くて顔立ちが幼い下女。表情は豊かで、虫が大好き。
- 楼蘭妃・・南国風の派手な服装と化粧が特徴の上級妃。特に目は元の形が分からないほど強調している。顔立ちは整っているが特徴がない。
一見すると、全然違う人物のように見えた子翠と楼蘭妃。楼蘭はわざと派手な服装と化粧をして自分の素顔が分からないように工作していたんですね。
翠苓の正体は楼蘭妃(子翠)の異母姉
毒を飲んで死んだ翠苓
そして壬氏を狙い、失敗して毒を飲んだ(後によみがえった)女官である翠苓(スイレイ)が子翠の異母姉にあたります。
楼蘭が子翠として動いていたのは謀反を起こす時に動きやすくする為と翠苓と連絡を取りやすくする為だと思います。
楼蘭(子翠)の母の神美(シェンメイ)は、先帝の上級妃でした。ですが幼い少女にしか興味を示さない先帝にはまったく興味を持たれず、自分の若き侍女である大宝(タイホウ)が先帝のお手付きとなってしまいました。
この大宝という女官が生んだ娘が翠苓の母であり、その娘である翠苓はもともと子翠という名でした。
ですが先帝に見向きもされなかった神美は大宝や翠苓の母、翠苓を恨んでいました。子族の文字が入っているのが気に入らないと子翠の名を奪い取り、楼蘭の幼少名としたのです。
楼蘭はその子(シ)族の字が入った子翠の名をわざわざ名乗って後宮で動いていました。そこに何か楼蘭の固い意思みたいなものを感じます。
この他にも、神美は子昌の婚約者だったが女帝(先帝の母)に人質に取られて先帝の妃となったこと。20年たち、ようやく神美が子昌のもとへ戻ってきたこと。子昌はずっと神美に一途で言いなりになっていたこと。などなど複雑な事情がまだまだあります。
子翠と翠苓の目的は?何がしたかった?
子翠(シスイ)の目的は、
- 子(シ)一族を滅ぼすこと
- 異母姉である翠苓(スイレイ)を母親から解放すること
- 処罰されるであろう一族の子供たちを救うこと
この3つでした。
子翠は、壬氏に「宮廷内に巣くう膿がだいぶ処分できた」と言っています。
まっすぐな性格の子翠は、賄賂や横領を繰り返す子(シ)一族の者たちや享楽にふける自分の母親をきれいさっぱり消してしまいたかったんじゃないでしょうか。
そして、子翠の母親である神美(シェンメイ)から奴隷のように扱われている異母姉の翠苓(スイレイ)を母親から解放してあげたかったのです。
ただし、子(シ)一族の企みがバレれば、一族の者は皆生きてはいられません。
なので、子ども達が苦しまないでいいように毒の入ったジュースを飲ませました。
最後に子翠は、壬氏に「いちど死んだ者は見逃して欲しい」と約束してもらい消えるのですが…。
なんと、その後に死んだと思われた子ども達は息を吹き返したのでした。
これで一度死んだ者…翠苓と子供たちを救うことが出来ました。
壬氏は子翠の計画にしてやられた、というところです。
猫猫と子翠は同い年で19歳とのことですが、すごい計画を思いついたものだと感心しますね。
子供たちが毒をジュースと言われて飲んだところが悲しかったのですが、助かって本当によかったです。
子翠が何を思ってどう行動したのか、小説4巻を読むと子翠と翠苓の関係やその後などの全てがわかります。(最新刊の漫画18巻では、この結末までは描かれていません)
ふだん小説を読まない私でも、ひらがなが多くてサラッと読めました。
子翠の正体がバレなかったのはなぜ?
子翠が楼蘭妃だとバレなかったのは、次の理由からです。
- 元の目の形がわからないほど目元を強調し、化粧で元の顔を分かりにくくしていた。
- 南国の衣装・北方の異民族の服・西方のドレス・異民族の騎手のような衣装など、毎回違う衣装と髪型で、皇帝すら訪れるたびに妃が誰か分からず混乱するくらいの化けっぷりだった。
- 体形の似た50を超える使用人を引き連れて入内し、皆いつも違う化粧や髪型・衣装にさせて見分けがつかないようにしていた。
猫猫が楼蘭妃に会ったのは、後宮の妃教育で猫猫が講師になったときの1度だけです。その時は楼蘭妃は一言も話していなかったので、猫猫は気付きませんでした。
壬氏だけが楼蘭妃がいなくなったことに気づいたのですが、その理由は侍女たちの見分けがつかないため顔の目の形やほくろなどパーツを記憶していたからです。
子翠は生きてる?消えたその後どうなった?
子翠は雪の降る中で舞っている時に、武官に飛発(フェイファ)で胸を撃たれて砦の屋上から飛び降ります。
でも、その後いくら探しても子翠は見つかりませんでした。
この後、都から遠くはなれた港街で娘が簪(かんざし)と玉製のセミを物々交換するというストーリーがあります。娘は玉藻(タマモ)と名乗りますが、これが子翠のようです。猫猫にもらったかんざしをセミと交換したんですね。虫が大好きな子翠らしいエピソードです。
こちらの部分は原作の日向夏先生もブログで玉藻という少女が子翠だと認めています。なので、間違いなく子翠は生きています。
そして玉藻は、遠い島国からやってきた船が停泊している港に歩いて行きました。
ということで、子翠はどこかの遠い国で元気に暮らしていそうです。もしかすると未来に猫猫ともまた会えることがあるのかもしれませんね。
ある意味、「子翠も1度死んだ者」になるので壬氏に見逃してもらえるのかもしれない…と思いました。
子翠と翠苓に関するQ&A
- 子翠が鬼灯(ほおずき)を食べた理由は?
-
子翠(楼蘭妃)が故郷の祭りで鬼灯(ほおずき)の実を食べたのは、帝の子を妊娠したくなかったためです。帝にとって楼蘭妃は好みではなかったが、重要視すべき存在の子昌の娘で無下には出来なかったのです。そのため通いは10日に1回ほどあったので、念のために食べていたようです。
- 子翠が猫猫を故郷へ連れていき、軟禁したのはなぜ?
-
子翠(楼蘭)は猫猫の生い立ちが翠苓に似ていると言っていました。医官に育てられた娘。薬の知識がある猫猫を連れてくることで、子供たちを助けたいという想いがあったのだろうと思います。その証拠に、子翠は最後に猫猫と離れるとき、「あとは頼んだから」という言葉を残しました。
- 翠苓はその後どうなったの?
-
翠苓は生き残った子(シ)一族の子4人とともに阿多(アードゥオ)妃にひきとられました。一族の子は5人いて、残り一人は猫猫が面倒を見ています。
【薬屋のひとりごと】漫画と小説を無料や安く読む方法は?
残念ながら、【薬屋のひとりごと】の漫画と小説を無料で読めるサイトは現在ありません。
ですが、時々電子書籍サイトで1巻~4巻など無料で読める時がありますので、チェックしてみてください。
0円で【薬屋のひとりごと】漫画を読みたいなら、こんな方法もあります‼
おすすめサービス | お得な特典 |
---|---|
コミック.jp | 無料登録で1,200円分のマンガが読める |
【薬屋のひとりごと】をお安く読む方法
おすすめサービス | お得な特典 |
---|---|
ebookjapan | 初回ログインで70%OFFクーポン6枚 (1枚の割引上限500円) |
DMMブックス | 初回登録で90%OFFクーポン(割引上限2,000円) |
Amebaマンガ | 初回購入100冊まで50%還元 |
【薬屋のひとりごと】のアニメが無料で見放題!!
(無料期間中に解約すれば、料金は一切かかりません。)
【薬屋のひとりごと】アニメを無料で見る方法
おすすめサービス | お得な特典 |
---|---|
DMM TV | 初回登録30日間無料(継続550円) |
子翠の正体は?:まとめ
薬屋のひとりごとの小説4巻を読むと、『虫が好きなちょっと変わった女官』という子翠の印象が大きく変わりました。
子翠の正体を知って驚きましたが、それ以上にどれだけの覚悟を持ってやり遂げたのだろうと子翠の心を思うと切なくなります。
いつかまた笑顔で登場してくれるといいですね。
それを楽しみに薬屋のひとりごとの漫画と小説を楽しみたいと思います。